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Be praying. Be praying. Be praying.
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まだ言ってる、と我ながら思う。

少女漫画と言うか少女漫画的もどかしいシチュエーションがもともと大好物だったけどそれがちょっと高まっちゃった感じかなぁとか思ったり。
名前を呼ぶことさえ躊躇うとか。
触れようとして手を伸ばして寸前でやめて、とか。
顔赤いの誤魔化すために顔背ける、とか。
見つめ合って恥ずかしくなって目逸らす、とか。
超好物です。

個人的に今一番たぎってるのは、ついうっかり(←ここ重要)紅蓮が姐さんを押し倒しちゃったけど自分が何やらかしたか瞬時に理解して「怒られる殴られる!」とびびったら姐さんが思いのほか頬染めて硬直しちゃって、それ見た紅蓮もまた自分から仕掛けといて気恥ずかしくなって目ぇ逸らしながら「あー……勾…? 怒ってない…か?」「…別に」みたいな会話をぎくしゃくしながらやってる、って感じのシチュエーションです(にしても長いな
このあと緊張してびくびくしながら、まだ怒ってない、まだ大丈夫、まだ平気……とか姐さんの様子逐一見て心の中でいちいち数えながら触れたり抱きしめたりしてくれたら超萌える。
……ここまで語れんなら自分で書いた方が早くね?

姐さんの側は男前攻め思考でも全力でデレててもツンしてても乙女モードでもいいけど、紅蓮は絶対へたれがいい。時たま格好良くてもやっぱへたれというか、いや逆? へたれが頑張って時たま格好良くなると言うか。
でも紅蓮はSだと思います。まぁ姐さんに構ってもらえるなら別に何でもいいや的な思考な気もします。

姐さんって理性的なイメージも強いけど自分の感情に全力投球なイメージも強い。いやそこがまた凄く萌えるんだけど! 君は姉御属性萌えとギャップ萌えの具現化だろう!?(黙れ






私の周囲では斎祭りはまだ終わってなかった。

「あげる! 描いてみた、でもごめんしかし後悔はしていない! でも許して!」という結構男らしいのかネガティブなのかよく分からない渡し方をしてくれました。ノーマルさんが。
彼女の偽名は時雨なので時雨作と明記しておきます。





ここに乗せる許可は取りました。
「サイトにのっけていいなら許しちゃる!」(我ながら超いい笑顔)
「何その究極の選択ー!」
「いや突っ込めよ。そもそもこの二択おかしいだろ」的な会話と共に。

本人いわく「益荒さんと夜店を訪れてる感じで。ほんとは隣に益荒さん描きたかったけど出来んかった。狐のお面失敗したー、ごめんじい様、化けて出そうだ。あ、イメージはさくらカーニバルね。桜描くの忘れたけど」だそうです。そこで謝る対象はじい様なのか。
伊勢本貸した影響かは知らないけど着々と語れるレベルに来てくれて嬉しいです。

……まぁそんなこと言われて「祭りで仲良し伊勢組よくね?」とか思ったので以下それ。ほのぼのでオチつけるのむずいよね!
神使二人の斎の溺愛ぷりと何も分かってない斎と従組間の攻防戦とナチュラルに益荒に酷い阿曇と、と結構伊勢組は萌えポイント多いです。
私の中でこの三人は完璧トリオ扱い。










「はいお譲ちゃん、500円ねー」
 屋台の親父が張り上げた声も、喧騒の中に吸い込まれて存外耳に痛くない。花火大会なんかよりはもう少しましだけれど、やはり人が多いなぁ、なんてことをぼんやり考えながら、小さく会釈してぬっと差し出された林檎飴を受け取った。益荒が料金を払ってくれ、そのまま列から抜け出す。多すぎる人ごみの隙間を泳ぎかねていたが、益荒が道を作ってくれるかたちで斎を背に護るように空いている方の手を引いてくれたからそこまで困惑せずに済んだ。
「小さいのでもよかったんだぞ?」
「いいえ、どうせ数百円の差ですから」
 甘やかされていると思う。嫌なはずはないし拒むつもりもないけどくすぐったくて困る。
 年に一度、およそ一キロに及ぶ土手沿いの桜並木にて大々的な祭りが開かれる。満開時など、風の吹く度にソメイヨシノの薄紅色が空気の流れの中ふわりと浮かび、自転車で走りなどした日には、まさに花吹雪の中を突き進む感動が生ずるだろう。立ち並ぶ桜たちには荘厳な威厳も霊的な気配も感じられはしないが、その分、はつらつと明るい、幼さの残る少女のように愛くるしい印象を持っていた。めいっぱいお気に入りの服を着て、一列に並び、可愛いでしょ? と人々に笑いかけるような。
 一年のうちの、ほんの数日間。しかしそのいっとう綺麗な景色の中に飛びこめる数日間は、昼夜を問わず人々が花見に興じている。出店が立ち並びバーベキューセットの貸出などもされていたりして、常に視界には楽しげな人々が映る状態だ。
「食べるのに、時間がかかるんだがな……」
 呟きながら、しかし好物を手にして斎の声は明らかに弾んでいた。もっとも、あまり大げさなものではなく、普段の斎と対比してみれば、ではあるが。
「小さなのでいいから、普段も売っていればいいのに。どうして基本的に屋台限定なんだ?」
 少しだけ不格好な赤い球体は、桜をライトアップするためのぼんぼり(の形をした電飾、光は結構柔らかい)の灯りに照らされてつやつやと優しくあでめいている。林檎と砂糖があれば出来そうな気がするのに、これで500円とはなかなかいい商売だ。もっとも、屋台の値段設定なんてそもそもがいい商売なのだが。
「さあ……。阿曇に頼めばいかがでしょうか。斎様の願いとあらばいくらでも作るように思いますが」
「うん…」
 しかし屋台で買うからこその林檎飴と思うことも事実である。家で食べたら感動が薄れる、ような気がすると言うか。なかなか究極の選択だ。
 ふと視線を感じて見上げてみると、微笑ましそうに益荒が斎を見ていた。ひどく子供っぽいこと(事実心底くだらないことと言えるのだが)で悩んでいた自分を彼に見られたことが、今更なのだが急に気恥ずかしく居心地悪く思えて、振りほどこうとした手は放してもらえなかったから、諦めて顔だけぷいと背けた。
「そう言えば、阿曇は……」
「飲み物などを買いに。じきに戻ります」
「ああ、さっきのか」
 こっそりと、しかし斎にも分かるほど激しく静かにじゃんけんをしていて何をやっているんだと思ったが、なるほど役割分担のじゃんけんだったのか。無言であいこが続いている様をこっそり見るのは呆れ半分だがかなり面白かった。
「仲がいいな、お前たちは」
 返答までに不自然な間があって益荒の表情を確認すると、諦め気味に頬が引き攣っていた。
「……いいえ、確かに悪くはありませんが、決してそこまで良いとは…」
「…………時々お前たちが分からなくなる」
 斎も二人とは相当永い付き合いであるが、自分の知らないところでこの二人の間に一体何が起こっているのか。
「どこで合流することになっているのだ?」
 また間が空いた。今度は容易く察せた。
「どうするんだ」
「大丈夫です。少し人の少ないところにいれば向こうが見つけてくれるでしょうから」
「ああ、益荒は長身だから」
「いいえ、見つかるのは斎様で、私はそのついでです。間違いなく。私もそうでしょうから」
「………………本当に時々お前たちが分からなくなる」
 そうは言っても、この程度分からないくらいでどうこう言う段階はもう、とうの昔に通り過ぎているから、それ以上突っ込むことはやめた。
 少し行儀が悪いかと思いながらも、祭りだから多めに見て貰えるだろうと、手を引かれつつ林檎飴を舐める。ねっとりとした、しかしどこか安らかな甘みが舌先に広がり鼻から抜ける。甘い。無意識に呟いていた。この甘みに舌が慣れたころにひときわ感じる林檎の酸っぱさが好きだ。
 ある屋台の前で足が止まる。
「やりますか?」
 そこは亀すくいの屋台で、少し伸びあがりながら水槽を確かめると、指でつまめそうなサイズの亀が所せましと泳いでいた。金魚なら色合い鮮やかに目で楽しめるのだが、金魚よりも大きな緑色がうごうごしているのは地味に迫力がある。
 首を振った。
「大きくなっても困る。金魚なら欲しかったかもしれない」
「では、また夏の祭りのときにでも」
 阿曇なら、お前はやるな取れるわけがないんだから金の無駄だ、くらい言い放つのだろう。平和な分野――紐を結ぶとか折り紙を折るとか金魚をすくうとかいった分野において益荒は致命的に不器用だ。安倍の神将たちのほうがよほど色々なことをそつなくこなすと本気で思う。決して小器用な方ではない自分の方がまだマシだとも。
 屋台の並んだところから離れ、土手を登る石階段の中ごろ、隅っこの方に陣取る。これくらいなら通行人の邪魔にもなるまい。
 ひたすら林檎飴を舐めていると、急に突風が吹いて、耳元を切った空気のうねりがこぉ、なんて音を立てたと思ったら、静かに花びらが多量に散った。気まぐれに手を伸ばして、花びらの一枚でも掴んでみようとしたが、一度空を切ってこわごわ開いた手は空っぽで少し落胆した。花びらを掴み取ろうとするのは何故か高い難易度を誇る。
「そういえば、以前どこかで、桜の花びらを地面に落ちる前に取ったら、というまじないを聞いたことがある。何だったか……」
 曖昧な記憶を手繰り寄せ、ふっと思い出した。
「あぁそうだ、恋が叶」
「斎様!」
 慣れた女の声がした。捜す間もなく阿曇を見つける。
 益荒を見上げた。彼は軽く肩をすくめていた。
「こんなところにいらしたのですか。見つけられてよかった。……益荒、待ち合わせ場所くらい決めて分かれろ」
「その言葉そっくりそのまま返す。お前ひとり俺を責めれた義理か」
「知らん。ほらお前の分も買ったんだありがたく思え」
 益荒に缶を投げ渡してから、阿曇はジュースを手渡してくれた。
 そして彼女はにっとたちの悪い笑みを益荒に向け、
「そう言えばそれ思い切り振っておいてやったからな」
「なっ……!?」
 プルタブを開けかけていた益荒の手がぴたりと止まる。彼の指の隙間から見えるデザインから考えるにビールだと思われた。
「嘘だ」
「……どっちの台詞が、嘘だ?」
「さぁ? どちらにせよ開けてみたら分かると思うぞ」
 効果的でタチの悪い悪戯だ。普通に仲良く見えるんだがなぁと、口に出したら今度は二人から否定されるだろうから(実際何度も否定されたことがある)心の中で思うにとどめて首だけ傾げた。
「斎様、焼きそばと焼き鳥とおにぎりとありますが、どれがいいですか?」
「焼きそばがいい。だが、今これがあって…」
 林檎飴を主張すると、横から益荒の手が伸びた。
「お持ちしていましょう」
 じゃあ頼む、と手渡そうとして――横から伸びてきた阿曇に取られた。
 勝ち誇った顔で視線だけ益荒にくれてやった阿曇と、もの言いたげに阿曇をじと目でねめつける益荒を交互に見ながら、一体何なんだと首を傾げる。問うたところで綺麗に流されることは学習済みだが、たまにはこの斎には意味の分からない攻防戦の真意が知りたいところだ。
 パックを受け取る前に、貰ったオレンジジュースを飲んだ。林檎飴の強い甘みに口の中が慣れていたせいだろう、酷く酸っぱくて、彼女は思わず顔をしかめた。

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碧波 琉(あおば りゅう)
少年陰陽師・紅勾を中心に絶えず何かしら萌えor燃えている学生。
楽観主義者。突っ込み役。言葉選ばなさに定評がある。
ひとつに熱中すると他の事が目に入らない手につかない。

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