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Be praying. Be praying. Be praying.
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生物と数学αの時間、高確率で寝てます(待

いや、抵抗はするんですよ? でもなんか、うぁーっと、気付けば記憶飛んでるんです。特に数学、きつい。先生の声自体が子守唄絶対変な波出てるあの声(ぇ

今日も生物で、
始業→話聞いてる→記憶飛ぶ→「あ、やべ寝てた?」と慌てて映す→記憶飛ぶ→起こされて終業(ぇ
という流れに。
一番前の席のくせにいい度胸だよね私!(←




何かイラっときたら小説書いて解消ーということで、新刊の晴明さんの問いから青后小話投下。




 まさか晴明があのようなことを言ってくるとは思わなかった。
 同胞と自分を秤にかけて、お前はどちらを選ぶなど―――驚くべきはそこには晴明の主観は一切含まれておらず、ただ淡々と訪れない前提のもしもを問うていたことだった。だからおそらくあの時青龍が逡巡の果てに勾陣と答えても、晴明は「そうか」と言って、主を切り捨てたことを責めもせず、むしろ満足そうに笑っただろう。
 答えられなかったことを青龍は恥じていない。物申したいことはあったが、おそらくその内容を晴明は悟っている。青龍は晴明が一番大事だが、別の次元で騰蛇を除く同胞を大切にも思っており、そのどちらにも嘘はない。秤にかけると言うこと自体が彼の中では驚愕の種だった。はかれるわけがない、同じ次元に存在しないものははかれない。
 だけれど。

「青龍? どうしたの、難しい顔をして」

 不意にかけられた声に振り返ってみれば青龍をまっすぐに見つめ伺ってくる天后がいた。これが太陰あたりだったら「難しいも何も、いつもと変わらないじゃない!」と断言するような青龍の微細な表情の変化を的確に読み取るのが天后だ。何故それが出来るのかは知らないし訊こうとも思わないが。

「別に何でもない」
「そう?」

 何が可笑しいのかくすり、と笑みを零した天后は小首を傾げた。さらり、と微かに衣ずれに似た音がして、若干外向きに癖のついている銀糸が重力に流れる。太陽の光を反射して控え目にきらめく春先の川面を想起させた。
 ふっと、先の晴明の問いが蘇った。―――例えば、晴明と目の前にいる彼女との二者択一になったら。そうなったら青龍は間違いなく晴明を選ぶだろう。他の誰でもなく、切り捨てられる側である天后がそれを望むはずだ。
 もしも、彼女にこの手を差し伸べたとして、きっと天后はその手を拒む。そうして青龍を軽蔑するだろう、もしくは顔を歪めて泣くのだ、「何故私を選んだのですか」と、静かに青龍を糾弾しながら。

「…青龍?」

 晴明が提示した「もしも」が現実になる日などこなければいい。そんな二者択一をしなければならないその日が永遠に形を持たなければいい。
 飾り気なく、素直に、青龍は心から痛切に思った。





紅勾でもいけるけど、青龍が訊かれたことだから敢えて青后で。
こういう価値観は紅勾と通じるところがあってもいいと思う。

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碧波 琉(あおば りゅう)
少年陰陽師・紅勾を中心に絶えず何かしら萌えor燃えている学生。
楽観主義者。突っ込み役。言葉選ばなさに定評がある。
ひとつに熱中すると他の事が目に入らない手につかない。

今萌えてるもの
・紅勾、青后、勾+后(@少年陰陽師)

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