書けない時期なのか時間がないだけなのか

取り敢えず勢いに任せて言葉をこねくり回す練習してたら詩っぽいものが出来たので置いておく。
孫でも何でもないです。

さいごに見たのは 君の目でした
美しく揺らめいている いとおしい色
さいごに聞いたのは 君の声でした
華やかで壊れそうな 僕の名前

これから君を裏切ります
ひとりきりでいってきます
大丈夫 きっといいところです
もう 君と会えないだけなのです

深く 深く 沈む海の底 心臓が止まる音を聞く
どれだけ痛み植え付けたら 褪せずに残れると言うの
深く 深く 傷ついてください これでわがままもおしまい

さいごに愛したのは 君だったよ

さいごに触れたのは 君の涙でした
はらはらと生半可な 血よりも熱い
さいごに掴んだのは 君の指でした
怖がって震えていて ひどく冷たい

それじゃあ君とさよならです
ひとりきりで置いていきます
大丈夫 痛いのは一瞬です
そうして 君は忘れるだけなのです

遠く 遠く 冬の天の川 探さないで 思い出にしないで
どれだけ大切にされてた？ 今更そんなことを知った
遠く 遠く 君は行ってしまう いや 行くのは僕の方だ

さいごに思い出した 愛されていた

さいごに覚えたのは しあわせ
さいごに動いたのは くちびる
さいごに祈ったのは きみのこと

深く 深く 刻み込むよ 忘れないで 思い出さないで
どれだけ寂しくても そろそろ神様がお呼びだ
ずっと ずっと ここにいたかった これで「きみとぼく」もおしまい

さいごに言えなかった
「君を愛していた」