パラレル青后SS と近況

幸せな恋をしている友人たちのことが羨ましくないと言えば嘘になる。
今週末デートなの、と嬉しげに笑う子や、彼が買ってくれたんだ、とふやけた顔をする子を見て、いいなぁ、と思うことはもう日常で、そして彼女たちがいつまでたってもじれったい片想いを続けている天后に「だからあんたも早く告白なりなんなり」とお節介をやくのも日常だ。ほっとけ。
余談だが一番羨ましいのは何気に親友で、恋人とデートするより天后と遊ぶことを優先するという中々に不可思議なことをしてくれるのも彼女だ。そのくせ恋人とはしっかりとよろしくやっているのだからまったくその器用さが恐ろしい。ちなみに彼女は無粋な質問はしてこないし、どこかから仕入れた情報を教えてくれるのでとてもありがたい。
さて、一方の天后は只今絶賛片想い中であるが、とても充実した日々を送っている。想うだけでそれなりに満足してしまうなんてどこの中学生かと我ながら思う。今時、きっと中学生の方が積極的で効率のいい恋をしているに違いない。
若干、いわゆるKY気味なところがある友人は「天后ってちょっと変。そんな恋有り得なくない？」と実にストレートに本音で尋ねてきてくれたが、これもただひとこと、ほっとけ、だ。まるでちょっとした物語のような今の状況を天后はそこそこ気に入っていたし、それに焦る理由もない。親友からな情報によると、向こうも天后のことを気にかけついるらしいからだ。だったら早くくっつけ、との指摘が聞こえてきそうだが、前述の通り天后は今の状況を気に入っている。それに少しばかり今に満たされすぎて、敢えてこの日常を変える必要性も見当たらない。
最終的にはちゃんと付き合いたいと思うが、目下しばらくは今の状況を楽しんでいたい。

まぁ、取り敢えず。

「おはようございます、青龍」

本日晴天。笑顔で挨拶出来て向こうも相変わらずの仏頂面のまま片手を上げて応じてくれたから、後は何が起ころうとも、今日は一日『いい日』である。




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恋しちゃってルンルンをテーマに（ぇ
いつか天后さんをツンデレにしてあげたいが素直なのも天然ボケ気味なのも捨てがたい。




近況はあれです。
取り敢えず毎日部室で遊戯王して、部誌に載せるオリジを構想して書いて消してを繰り返して、逆転裁判英語版をとろとろ進めつつ宿題やら予習やらをカリカリやってます。
そんな感じ。