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友達に「なんか紅勾でいいネタが浮かばないから恋愛色込みの益斎書いてみようと思ったけど考えたら考えるだけ益荒さんがロリコンになる件」って言ったら何とも言えない顔をされて「もうちょっと言葉選ぼうかー」って諭されました。
昔から言葉選ばないことに定評があります。

紅勾は正直今現在思いつくシチュエーションは全部書ききった感があるからもう開き直って例え過去に二度三度と同じものを書いたことがあろうが書きゃいいじゃん本能の赴くままにとか思ってきた(本能かよ
それに青后はいつも同じことしか書いてないわけで。





というわけでチャット中に突発で書いた青后っぽいSSS。

たしか、夏のザビの話から女性陣の水着がどうこうって話になって、したらそれぞれ相手役の男が「見るな有象無象ども」みたいかんじで女性陣に服渡すって流れになって、男物のぶかぶかな服着てるの萌えだよねー天后が余ったそでをぶらぶら揺らしてたら可愛いよねーってところで何かが降臨したのでそんな話。

 着ろ、と青龍がぶっきらぼうに付きつけたパーカーと青龍を、天后は疑問の目で何度も交互に見返した。まったく脈絡が分からない。
「青龍…?」
「いいから着ておけ」
 せめてもう少しの説明を乞うてみるものの、青龍の返答は端的で、かつ、天后の疑問を欠片たりとも解決しなかった。いつものことなのでいい加減天后も慣れきっているし、むしろこの反応が当然、ぺらぺらと理由をくれたりしたら、今度は別の疑問を込めて再び彼を見つめてしまいそうな気はふつふつとするのだけど、少しくらい分かってくれてもいいじゃない、とぼんやり思う。
 けれど、彼の気遣い――と言えるのか、天后には判断し得ないが、ここは好意的に、ついでに都合よく解釈しようと思う――は彼女にとってありがたいものであったので、天后は微笑んでからありがとうございます、と頭を軽く下げた。神将である彼女に日焼けなどはあまりないが、じりじりと照りつける夏の日差しは少々、現代風に言ってみればうざったい。
 手早く羽織る。青龍と天后の身長差はおおよそ二十センチ、やはり、と言うか、
「やっぱり、大きいですね。ロングパーカーみたい」
 どこか興味深げに、面白うな声音で呟いた天后は、何気なく手を振ってみた。余った袖がぱたぱたと揺れる。男と女の差、というのはこんなところにも表れる、と少しずれた感想を抱きながら、その動きが面白くて少しの間続けてみる。
 視線を感じて、天后は顔を上げ、青龍を見た。
「青龍?」首を傾げる。「どうしたの?」
「別に何でもない。着ておけよ」
「…? ええ」
 いつにないやや強い語調を不思議に思いながら、反発すべきところでもないので、天后は大人しく頷いた。



 天后が綺麗なことくらい、言葉にせずとも青龍はよく分かっているし、その分人目を引くことも理解している。だから、無防備な水着からのびる、白く長い手足の持つしなやかな女っぽさや艶やかさを、人目に晒すことを惜しむ心は彼にとって至極当然のものであった。だが、天后には大きすぎる青龍のパーカー、その余った袖をぶらぶらと遊ばせる、あどけない仕草や表情は、手足とは別の意味で人目にさらしたくない類である。しかしこれ以上何をどうすることも青龍には出来ないし、己の心情を素直に吐露することは彼に出来ない最たるものであったので、結局胸に渦巻くものは渦巻くまま、青龍は分かっていない表情の天后の頭をぐしゃりと撫でてみた。
 突然の青龍の行動に驚いたらしき天后が上目遣いでこちらを窺ってきたので、青龍は何かを誤魔化すように、その手つきを少しだけ荒くした。

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碧波 琉(あおば りゅう)
少年陰陽師・紅勾を中心に絶えず何かしら萌えor燃えている学生。
楽観主義者。突っ込み役。言葉選ばなさに定評がある。
ひとつに熱中すると他の事が目に入らない手につかない。

今萌えてるもの
・紅勾、青后、勾+后(@少年陰陽師)

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